2006/04/29

なみだのつるぎ

 
やめどきが難しい絵。
時間をかけて、
塗れば塗るほど、
描き始めの衝動が失われていく。
 
若い頃は、
こういう絵を、
もう少しうまく描けたような気がする。
きっと、
こういう絵を描くために必要な何かを、
私はいつのまにか失ってしまったのだ。
私はもう若くはないのだ。
人はそれを絶望と呼ばねばならないのだろうか?
私にはよく分からなかったので、
とりあえず眠ることにした。
おやすみなさい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ほりおさんは、なんか持ってる!
何かを失った人こそ、あなたの絵に惹かれるんじゃないかなぁ。

ほりおじゅんいち さんのコメント...

どうも、すべてをなくした男、ほりおです。

ええ、まあ僕の全盛期は、
とうの昔に終わってしまったわけですが、
フリーザ編で終わっときゃよかったわけですが、
その後の、残りかすのようなものをうまくやりくりして、
なんとかやってる次第であります。

どういう人が僕の絵を観ているのか、
そしてどう感じているのか、
実際のところ、僕にはよく分かりません
(分かるはずがない)。
よく分からないので、便宜的に、
「ちょっとだけ背伸びがしてみたいお年頃のお嬢さん」
を仮想鑑賞者として設定することで、
自分の中のモチベーションを高めています
(人間の想像力は無限大だから)。
正直、男とかどうでもいいです。
男は妹にはなれないし。
あるいはスペインとブラジルの人しか
観てないのかもしれませんが。
変なコードネームをつけられながら。
後々、賢者の石の材料にされるとも知らずに。