2006/08/17

ラピュタ

最近、ジブリのアニメを見返してまして。
ジブリというか、宮崎アニメね。
「ハウル」と「トトロ」はこの間、
テレビでやってたので、
とりあえず「カリ城」を見て
(ついでにYou Tubeで「死の翼アルバトロス」も見た)、
次に「魔女宅」を見て、
そいで今「ラピュタ」を見終わったけど、
やっぱラピュタが一番好きだな。
 
さすがに、公開から20年も経ってるので、
今の目で見てみると、
ムスカの狂気が多少類型的に見えたりしますが、
これはしかたないでしょう。
こういうキャラって、その後のさまざまなメディアで
さんざん見てきましたからね。
他にも、
それまで連れ去られたり、
救出されたりの連続だったお姫様シータが、
ラピュタ内のムスカとのやりとりで
「土から離れては生きられない」
的な思想を口に出したりして、
急に自発的なキャラに変わっている部分などに、
多少の違和感を感じない訳でもないです。
そんなこと言う娘じゃなかったのに。
ただ、当時の宮崎アニメは、
今ほど国民的なものではなかっただろうし、
宮崎駿自身がエコロジカルな作家であるという理解も
それほど高くはなかったでしょうから、
思想を直接的な言葉にしておかないと
理解されないのではないかという危惧が、
ああいう形になったんじゃないかとは思う。
なにより、
もともと子供向けに作られた作品だろうからね。
 
それにしても、
もう何回見たか分からないけど、
何回見てもおもしろい。
いったい何回見てるんだろう。
「ハウル」も結構、5、6回は見てるけど、
これはおもしろいから何回も見たんじゃなくて、
何回見てもおもしろさがよく分からなかったから。
原作まで読んだけど、
結局、今でもよく分からない。
やっぱり、かわいい女の子が出てこないと駄目?
 
そういや、
ラピュタのDVDがいまだに売れ続けている
というニュースをどっかで見たけど、
逆に言うと、後を継ぐ作品が出なかったってことでしょう。
こういう、王道の漫画映画的な冒険活劇物が制作されなくなった、
もしくは制作できなくなった、
成立しなくなった背景はいろいろあるでしょうが
(極簡単に言うと時代のせいとか)、
残念ですね。
今は、監督一作目がいきなり
「ゲド戦記」
みたいな世の中だから。
見てないけど。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ああぁ、ハウル同感。
好きなのは「魔女宅」ですが、一番面白いのは「ラピュタ」です。
ゲド戦記、うっかり観に行ってしまいました・・・

「とげとげ」格好良いですね。

ほりおじゅんいち さんのコメント...

ぎゃー。
このコメントに今気付きました。
3週間ほど放置してあったわけですが。
ほんとすいません。
お詫びのしるしに、
自慢のもみあげを全部剃ります。

ハウルってなんか、
好きなキャラがいないんですよね。
ソフィーはおばちゃん声だし。
ハウル自体、男からすると
むかつくキャラじゃないですか。
かっこよくて、能力もあってみたいな。
やっぱり、パズーとかキキとか、
まだ何も持ってない、
まだ何者にもなっていない、
少年少女の方が
共感できたりするんですよ。

ゲド観に行きましたか・・・。
もののけ以降の、ジブリの映画は
映画館に行くようにしてたんですが、
ゲドの場合、鑑賞前に、
あまりに、
あまりに酷評を聞きすぎてしまったので、
結局、萎えてしまって・・・。
いや、人の意見で作品を判断するのは
良くない事ですが。
DVDがでてからでいいやみたいな。

「とげとげ」はですね、
なんかエロかっこいいのも
やってみようかなと思って。
えへへへへ(トリックの仲間の笑い方で)。